『ゴジラKOM』感想(ネタバレあり)
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どうもお久しぶりです。ゴジラです。
今回はゴジラKOMの感想。
皆さんが感じてるであろうあんなところやこんなところに触れていきたいです。
ん?
なんかめっちゃ下ネタっぽい・・・・
皆さんが感じてるであろうあんなところやこんなところに触れていきたいです。
ごめんなさい。ブラウザバックはしないでください。
紹介や解説ではなくあくまで「感想」なので、あんまりためになったりはしないかもしれないです。
また、ネタバレを含むことばかりになると思うので、鑑賞後に読んでもらえると嬉しいです。
初手鳴き声!!
こういうのは無条件でテンションが上がるからオタクはちょろいんだ・・・
他にもかっちょええマシーンとか、メイド・ツインテール・黒ニーハイとか。
うーん・・・
属性は詰めればいいってもんじゃない
ということでKOMは鳴き声等、反射的にオタクが喜ぶシーン満載です。
映画鑑賞中も
「幼虫モスラの糸攻撃だ!!!」
「水中のゴジラがメグみたい!!!!」
「キングギドラ凍っていてもかっけえ!!」
「ラドンでけー!!!!」
「怪獣かっけえええええ!!!」
と小学生みたいな感想になってしまう。
最高。
しかし、ゴジラの魅力は怪獣ドッカンバトルのみではない。
水爆の申し子、戦争のメタファー、自然の守護者
「ゴジラを生み出してしまった人類」そして「人がゴジラをどう見るか」そういった部分で我々視聴者がどう感じるか問いかけてくる内容になっている。
ゴジラを人類の脅威と見て消滅させようとしたり、力として利用しようとする宇宙人がいたり、様々。
KOMは特に登場人物個人の考えがゴジラを通して見えてくる。
ゴジラを自然の一部として捉え、人類は自然に寄生する害虫。だから自然の守護者たる怪獣を蘇らせ、人類を減らすことで自然のバランス、調和を保とうとするエマ博士。
その選民主義を止めようとするアベンジャーズ。どちらが勝つのか!アベンジャーズエンドゲーム上映中!!!!
最強の、逆襲へ―。
サノスことエマ博士とはまた別で、ゴジラを人類の敵と認識し滅ぼそうとするマーク博士や、ゴジラの捉え方はエマ博士と似ているがそこからの行動は異なる芹沢博士。
1954年の芹沢博士に似ているのはマーク博士。
しかしマーク博士は怪獣との共存計画から逃げることでその意思表示を行っていた。思想を行動に移したのはエマ博士。過激派は行動力が凄まじい!
イイエガオダナー
怪獣バトルでお腹いっぱいになりながらそういう部分を観ていた中、どうしても気になるシーンがあった。
それは芹沢博士が水爆を抱えてゴジラを復活させるシーン。
水爆を使うべきは我々なのか、自然の調和を乱した罪を背負うべきは日本人なのかと疑問を感じざるを得ない。
KOMのゴジラが戦争のメタファーでも水爆の申し子でもなく、自然の守護者だと分かっていても、「日本人が自己犠牲で水爆の被害を受ける」構図が悲しい。ゴジラ好きの監督ですらこういうシーンを作ってしまうのかと。
でも!!!!!!KOMの怪獣は最高だったんだ!!!!!!
僕たちは嫌な年の取り方をしたのかもしれない。子供の頃はゴジラの意味なんか考えず、ただ街を壊してくれたり、怪獣同士の戦いに魅せられたはずだ。
それがいつからか映画的に優れているかとか、「ゴジラを通して個人の考え方が~」とかどうでもいいことばかり気になるようになってしまった。
そんなんじゃねえだろ!!!
怪獣が美しく禍々しくかっこいい。それだけで嬉しかったはずだ。
頭空っぽにして観たい。そんな映画でした。
これが俺たちのワイルドスピード