ツバサ太郎の映画の感想チラシの裏

映画の感想を書いています。あくまで私ツバサ太郎の感想です。また、ネタバレを含むこともあります。

『クワイエット・プレイス』が面白いんじゃないかとじわじわ思ってきた。

どうもはじめまして。ツバサ太郎です。うわっ字が赤い。

本名です。

嘘です。ごめんなさい。

本名っぽいので信じてしまいそうになりますよね。ですが違います。騙してしまって申し訳ない気持ちになっています。ごめんなさい。。。

まあ嘘です。申し訳ない気持ちには全くなってません。

ライアーゲーム

f:id:tarou_tsubasa:20181121005435p:plain

文字でユーチューバーみたいなことするの難しいのでやめます。

どうでもいいですけど、ユーチューバーが芸人やテレビ番組の真似事をして、自分たちが面白いと錯覚する気持ち悪い現象が嫌いです。

さらにそのユーチューバーを真似て「俺らほんまあほ笑」とか言ってる大学生はもっと嫌いです。

だから大学生を嫌いになりすぎてユーチューバーは許せました。平和ですね。

ということで、映画の感想を書くだけの記事です。多分、おそらく、映画の感想だけです。

紹介や解説ではなくあくまで「感想」なのでためになったりはあんまりしないかもしれないです。

また、ネタバレを含むことばかりになると思うので、鑑賞後に読んでもらえると嬉しいです。

僕自身は友達と話してる感覚で書いていければなと考えています。

 最初の記事は「クワイエット・プレイス」についてです。

f:id:tarou_tsubasa:20181121015111p:plain

 

まず「クワイエット・プレイス」のあらすじですね。

主な登場人物としては一つの家族。そしてモンスターです。

しかもこのモンスター、めちゃくちゃ強い。さらに面白い特徴があります。

特徴その1 盲目

弱点じゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

となりますがその通りです。目が見えないから索敵は苦手だったりします。

しかし走ってる途中で木に当たるとか、そういう盲目ゆえのドジは踏みません。

あくまでモンスターであり、愛嬌のあるドジっ子キャラにする必要はなかったんですね。まあおそらく反射した音によって距離が分かる「アレ」を使ってるんでしょう。

「アレ」かっこいいですよね。

ãã¢ãã¹ããããã®ç»åæ¤ç´¢çµæ

特徴その2 めっちゃ耳がいい

これで盲目をカバー!!

生き残った人類は極力音を出さずに生活をしています。

特徴その3 馬鹿みたいに硬い皮膚

だから強い!!!

硬さこそが強さですね。当然です。

硬ければどんなものにも貫かれません。

というようなカマキリのようなモンスターです。

ストーリーとしては、このモンスターから逃げ、そして戦う家族のヒューマンドラマがメインで、あくまでホラーは副菜や調味料といった感じでした。

詳しいところは映画本編を鑑賞してください。

そしてここからネタバレ含みます。

嫌な人はブラウザバック、の前にブックマークお願いします。鑑賞後に読んでください。

感想始めます

ホラーとして「音を出してはいけない」という非常にいい設定(こういう設定強い系は設定の暴力でストーリーは微妙になるんじゃと思ってたのはまた別の話)だからこそ、ホラーとしての高まりを求めていた僕的にはちょっとだけ不満足な印象でした。

というのも恐怖心は弛緩があってこそのものなんですよ。

緊張感のあるシーンは緊張感のないシーンが存在していないと意味がなくなってしまいます。ホラー映画でなくても、視聴者の気分を上下させたり、緊張と弛緩を行き来させたり、そういったことによって映画としてのエンターテイメント性は上がっていきます。

要するにツンデレ最強卍ってことです。

でもこの映画は中盤終盤にかけて恐怖心を煽り、ラストに家族愛を見せる。

恐怖心を家族の恐怖に打ち勝つ力として消化したんですね。

ホラーは本来逆ですね。家族愛をモンスターや邪念を持った霊に引き裂かれる。だから怖く感じるもんです。

でもモンスターに打ち勝ったらもう怖くねえよ!!!

当然。

だからホラーを期待してた僕的にはちょっと不完全燃焼でした。

家族愛は泣けました。。。

ところで

人間ってこんな一家族に殺されるようなモンスターに文明を破壊されるか????

ちなみにぼくの家族ではゴキブリ一匹殺すことができません。

ゴキブリ>モンスター

ここからが本題です。

この映画はなんといっても登場人物が少なく、家族に関わらない話や外の世界のことはほとんど排除しています。本当に人類がほとんど滅んでいるのか。生き残っている人がいるとすればそれがどの程度の数なのか。そういったディテールの部分は作中には映っていません。

ヒューマンドラマや家族モノの映画としては高得点だけどモンスター映画やホラー映画としては低評価だと思ったのはこういった要素が大きいです。

でもでもちょっと待てと。

作中では文明がほとんど滅んでいる「っぽい」ところは描かれています。

しかしこのモンスターに人類が滅ばされるとはどうしても考えられません。

この疑問の解答を探し、一つの結論にたどり着きました。(あくまで僕が勝手にそう思っているだけです。)

僕たち3次元の生き物が2次元を創っているように

4次元の高度な生物が外の世界から人類とモンスターを3次元に創り、観測しているのではないか?

 

そして愛がどれほどのモノなのかを測っているのではないか。

だからこそ家族以外の外の世界の出来事はほとんど排除していた。

その理由は外の世界を造っていないから。

人類がいなくなっていることも、モンスターが人類を滅ぼしたのではなく4次元の生物があらかじめ「人類がほとんど滅んだという設定の3次元の空間」を創ったということで納得できます。

他にも「音を出さずにセックスをして妊娠したこと」も「モンスターの目的」も解決できました。

全てはあらかじめ用意されていた世界での出来事だからです。

劇中に出てくる「~日目」はモンスターが宇宙から地球にやってきて「~日目」と考えることもできるしこの世界が作られて「~日目」と捉えることもできるはずです。

そもそも映画という芸術が人によって造られた世界であるのだから、すべての映画がこういった見方をできるのは当然です。

ですが、モンスター映画はそういう部分を透けさせてはいけない。フィクション映画だからこそノンフィクションのように見せなければいけないんです。

それがヒーロー映画であれば「憧れ」のような感情やアクションによる勢いがそういった違和感を緩和させてくれたり、埋めてくれたりします。

ですがホラーではそれが通用しません。

あまりにも設定が雑だったり、違和感まみれのホラーはその要素に気がいって恐怖や緊張感どころではなくなってしまいかねます。

ここで「クワイエット・プレイス」の話に戻ります。

こんな面白い映画で、かつ設定で勝負している映画で、その設定の段階に違和感が生まれるのは、意図せず生まれたのではなく、意図して違和感を作ったんじゃないか?ということです。

あくまで一説です。

ということで、こういう風に「納得できない部分」や「劇中の謎」を自分で無理やり解決させるということは楽しいですね。

謎や突っ込みどころが多いということは結局その作品について考える必要があるということです。

恋愛において好きも嫌いもその人についての感情があるから「無関心」より良い、みたいな理論です。

ぼくは好きな人に嫌われることのどこがええねんって思いますが。

こういった要素は意外と大事で、エヴァキューブリック作品が人気な理由かもしれませんね。

皆さんも是非「突っ込みどころ多すぎ!くそ映画!!」となる前にその突込みどころを楽しんでください。

なんでも分かりやすいことが良いというわけではないんです。分かりにくいものを分かりやすくすることは大事ですが、中身の無いものをキャッチ―で分かりやすいと捉えるのは貧しさかもしれません。

聞いてるか?ワイルドスピードしか見てない大学生。好きな映画を「レオン」って答えて映画通ぶる丸眼鏡の性欲強めだけど潔癖だからセックス好きじゃないとか言っちゃう大学生!!私怨です。赤い字は目が痛くなる。

ということです!

緑は目に優しいから中和させてください。